2014年12月11日
2014年11月25日
2014年10月31日
2014年10月05日
私が子供の時と比べて乳幼児の虫歯は確実に減ってきているように思われます。
当院は子供の患者さんが非常に多いのですが、
大半は検診目的で虫歯の治療に至る子供はごく一部です。
それでも残念ながらどうしても歯を削らなくてはならないお子さんもいらっしゃいます。
一般的に「虫歯は小さいときに治しましょう」という言葉は皆さんご存じで
虫歯かも知れないと不安になると来られますが
「虫歯に初めてなる年齢が低年齢ほど虫歯は進行しやすく、再発を繰り返す」というのは
知られていません。
虫歯はお口の中にいる虫歯菌が食べ物を栄養にして酸を作り出し歯を溶かすことです。
つまり、歯質、虫歯菌、食べ物の三つがそろった時に虫歯は作り出されます。
虫歯菌は生後一年以内に主に母親から感染すると言われています。
また、歯というのは生えてから徐々に固く丈夫になっていくので、生えたての歯は非常に虫歯になりやすいです。
詰めても歯がやわらかいせいか接着力が弱く、詰めた隙間からまた虫歯になっていきます。
三歳以下で虫歯になると高い確率で、治療を繰り返し、詰める→神経をとる→再度根の治療が必要になります。
前述したとおり、虫歯は歯質、菌、栄養の三つがそろってなります。
菌と歯質は変えられないので、親にできるのは食べ物のコントロールです。
不規則に食べ物をあたえていませんか?
虫歯になりやすいものを与えていませんか?(意外に砂糖が多く含まれている食べ物が多いです。
例えば、ラムネはクエン酸小さじ一杯に対して砂糖が大さじ三杯必要です。)
乳歯はいずれ永久歯に生え変わりますが、虫歯になりやすい食生活のままだと
今度は永久歯が虫歯になります。
子供に虫歯が多い子は一度食生活を見直してみてください。
2014年08月26日
最近、よく聞かれるのが、「矯正をいつ始めたらよいか」という質問です。
簡単に言えば「その人による」というしかお答えできないのですが
ちょっと乱暴なので
もう少し詳しくお話ししますと
虫歯の治療と違って早期発見早期治療するのが良いというわけではありません。
みなさんが良くご存じの歯に金具をつける矯正は前歯の上下が四本生えてきてから
するのが一般的です。
反対咬合に使うムーシールドや床矯正などの取り外しのきく装置をなどは比較的低年齢から
しますが、すべての人に適用できません。
前歯が四本生えていなくても捻転歯(ねじれて生えてきた歯)などは早く治療した方が良いのですが
後から生えてくる永久歯が生えるスペースがない場合は後から別の矯正治療が必要になります。
乳歯と言えどしっかり根っこが残っている歯を抜くこともあります。
他にも色々理由がありますが、保険が一切きかない自費の治療になるので
個別の話し合いが大切なので「人によりかわる」のです。
あと、矯正治療は100人いれば100通りのやり方があります。
セカンドオピニオン、サードオピニオンをされる場合は費用だけでなく、治療内容も把握しておいてください。
「近いから」「安いから」というのはもっとも愚かな選択です。