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2011年06月23日
歯のエックス線について具体例をあげましょう。
妊娠初期、具体的には受精後2~8週は「器官形成期」と呼ばれ
胎児の為に最も注意しなければならない時期ですが、人によっては
妊娠に気が付きにくい時期でもあります。
仮にこの時に歯のレントゲン撮影をした場合でも、生殖腺に受ける量は
パノラマでも0.0028mSvでごく小さいので心配しないで下さい。
また、エックス線そのものは体の中にたまるものではありません。
極度に警戒して撮影をしない事で見逃し、見落としする方が
患者さん自身の不利益に働きます。
2011年06月22日
前回のブログで病院施設のX線装置はスイッチを入れない限り、X線は発生しない。
鉛で囲まれているため、漏れることはない。万が一漏れても数メートルで自然放射線以下の弱さに
なるという事をお話しました。
それに付け加えてX線装置の中に放射性物質が入っていないので放射性ヨウ素や
セシウムも出ることはありません。
それでは歯科で撮るレントゲン写真で被爆することはあるのでしょうか?
人は自然界で年間平均2・4ミリシーベルト位浴びています。
お口全体を取るパノラマ写真一枚当たり0.043ミリシーベルトです。
一部分を撮るデンタル写真は0.029ミリシーベルトです。
X線をあびて皮膚が赤くなったり毛髪が抜ける障害がおこる量は5000ミリシーベルトなので
5000÷0.029=172414
つまり、十七万枚も撮影しないとそのような障害は起こりません。
現実にはあり得ない話なのでどうぞ安心して検査を受けて下さい。
2011年06月21日
原発事故があってから、目に見えないもの、仕組みが
分かっていないものだけに
放射線について敏感になっています。
ここでは歯科限定で放射線について説明したいと思います。
まず、歯科限定と書きましたが、放射線についての基本的な知識について
説明したいと思います。
よく混同されがちですが放射線と放射能は違います。
放射線は放射性物質から出る光線の事で、X線以外にも、アルファ線、ガンマ線などいろいろな種類があります。
放射能とは放射線を出して別の物質に変わりやすい性質や能力の事をさします。
そして、放射能を持つ物質、例えばウランやラジウムなどをを放射性物質と言います。
また、最近、よく耳にする「ベクレル(Bq)」「シーベルト(Sv)」ですが
ベクレルは放射能の強さの単位でどれ位の放射線を出す能力があるかを表します。
シーベルトは人の体が放射線によってどれだけの影響を受けたかを表す単位です。
そこまで心配される方はいませんが、病院のX線室はX線が漏れないように
部屋そのものが鉛で覆われた構造になっています。
のぞき窓のガラスの部分も普通のガラスではなく鉛入りの特別なガラスです。
また、スイッチを押さない限りX線は出ませんし、万が一漏れたとしても5メートルも離れれば
自然放射線以下の弱さになりますので心配いりません。
次回は歯の写真は何枚も取ってもいいの?です。